リハビリテーション学部
言語聴覚学科

言語聴覚学科まるわかり動画集

学科の特徴

FEATURE

群馬パース大学の
言語聴覚学科ってどんな学科?

POINT01

アクティブラーニングゼミ

「自ら調べ、考え、創造し、発信する力」を育てるために、アクティブラーニングを少人数のゼミ形式で実施します。「啓発・広報」「共生の街づくり」「デザイン開発」「生活支援」「人権尊重」「地域参加支援」の6つのテーマのゼミのいずれかに所属し、テーマを通じて言語聴覚障害について学んでいきます。

POINT02

ピアサポートシステムの導入

教員の指導のもと、上級生が学修や生活まで広く下級生を支援するシステムを導入しています。教員とは違った身近な距離である「ピアサポーター(上級生)」が、チームアプローチの意識、協調性、リーダーシップを育てます。

POINT03

共生の街づくりを目指す学び

リハビリテーションは、障害のある方への対人支援だけでなく、障害のある方が安心、安全に、そして、一般の人とともに暮らせる地域づくり、街づくりでもあります。屋外でのフィールドワークを取り入れた地域参加支援演習では、共生の街づくりの知識だけではなく実践も学びます。

POINT04

理学療法士・作業療法士・
言語聴覚士をめざす学生が共に学ぶ

リハビリテーション学部3学科の学生が、合同でグループワークを行う『チーム医療とリハビリテーション』という科目を通して、チーム医療の概念、チームワークの難しさ、リーダーシップなどについて学んでいきます。

4年間の学び

Learning

教育研究上の目的・養成する人材像

高いコミュニケーション能力を有し、他者や地域に貢献する意識、新たな課題や未知の課題を創造的に解決しようとする意欲、さらに専門知識・技術を生涯にわたって学習し続ける倫理観を有する人材養成を目指します。
言語聴覚士の役割の理解に基づき、人が地域で生活する視点に立ち、高次脳機能障害・言語発達障害・運動系障害及び聴覚系障害を持つ対象者のコミュニケーション能力の評価はもとより、活動、地域・社会参加の生活機能を多面的に支援でき、また、その方法の開発に関わろうとする姿勢を培うことを教育目的とします。

教育研究上の目的
・養成する人材像

年齢の差異や障害の程度に関わらず、対象者が自分らしく人生を送るよう支援する作業療法を学び、仕事・生産的活動・遊び、余暇活動、日常生活活動からなる作業を求める人間を多側面から理解し、多様な臨床現場や地域社会で求められる分野において、作業療法の専門性と知識を生かして柔軟に活躍できる人材養成を目指します。
対象者や家族、他職種との適切な対人関係を作るコミュニケーション能力、協調性を基盤とした多職種連携を図ることのできる能力、求められる問題の解決に向けて問いを立て続ける意識、複雑な人間行動を理解するために論理的に思考する科学的視点と対象者の個別で多様な生活を洞察する力、作業療法の発展と社会に貢献する活動や研究に参加しようとする能力を培うことを教育目的とします。

学びの流れ

学生メッセージ

患者さんの社会参加を支援できる「言語聴覚士」になりたい

言語聴覚学科2年生

秋好 奈々子さん(2021年4月入学)

愛媛県立伊予高等学校 出身

障害がある方の社会参加について考える授業にも力を入れて取り組んでいます。障害がある方の就労についてはまだまだ課題が多いのが現状。その支援計画を立案して実行するための準備をしています。誰のための支援なのか、当事者視点の重要性にも気づくことができました。将来は病院の耳鼻科などで難聴者の支援に関わりたいです。

1週間のスケジュール

月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
1限 小児科学 地域参加支援演習I
2限 人間関係・
コミュニケーション論
3限 高次脳機能障害学 言語発達障害学 リハビリテーション医学 聴覚検査法 医療英語リーディング
4限 学習・認知心理学 発声発語・
嚥下障害評価法
臨床心理学
5限
※赤・・・必修科目、黒・・・選択科目

学生メッセージ

患者さんを”笑顔”にできる言語聴覚士になりたい

言語聴覚学科1年生

須藤 瑠南さん(2022年4月入学)

群馬県立前橋南高等学校 出身

言語聴覚学科で行うアクティブラーニングゼミでは、6人くらいの少人数グループになり、課題を設定し、どう解決していくのかを話し合い、まとめ、発表します。準備や発表などを通して、自分自身のコミュニケーション能力や積極性を高めることができました。将来は患者さんの機能訓練だけにとらわれず、患者さんの気持ちや考えに寄り添い、尊重したリハビリテーションを提供し笑顔にできる言語聴覚士を目指しています。

1週間のスケジュール

月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
1限 言語学 チーム医療と
リハビリテーション
社会福祉制度・関連法規
2限 言語聴覚障害診断学 心理学
3限 健康スポーツ実技 音響音声学 医療危機管理 人工知能・
ロボットと社会
4限 大学の学び
-専門への誘い-
医療英語会話 聴覚心理学 芸術 基礎病理学
5限 生涯発達心理学 情報リテラシー 局所解剖学
※赤・・・必修科目、黒・・・選択科目
  • 1年次

    言語聴覚士の責任と役割を理解

    言語聴覚士は、どのような状況においても、患者さんのために「安全で質の高い」言語聴覚療法を提供する責任があります。この重要性を理解し、遂行できる人格を形成するために、教養科目や医療の基礎を学びます。

    Pickup

    ICFとリハビリテーション
    リハビリテーションの考え方の枠組となるICFを徹底的に学びます。障害をもちながらも、質の高い生活、喜びや生きがいのある人生を送ることがリハビリテーションの理念です。地域での生活や人生を支援するために、本学科では、知識としてだけではなく、実際に肌で感じることでICFの本質を理解することを学生に求めます。そのために、学生は障害の模擬体験(言語障害だけでなく肢体の制限も行う)をして、生活や地域参加への影響を実感することから始めます。

    臨床実習

    見学実習 1年次後期(1週間)
    臨床実習指導者が行う言語聴覚療法を見学します。学内で学んだ知識や技術を臨床現場での実践と結びつけていきます。
  • 2年次

    言語聴覚障害の基礎を理解

    言語聴覚学は、聞こえの障害から、認知症や発話障害と幅広く対象にしています。それらを理解するために、医学はもちろん音声学や心理学など、理系から文系に広がる基礎知識について、専門基礎科目を中心に学びます。

    Pickup

    地域参加支援演習Ⅰ
    リハビリテーションは、障害のある方が地域で生き生きと暮らすことを目指しますが、それを阻む社会の壁が存在します。学生は、障害のある方のニーズを調査し、地域や社会への参加を支援する事業を企画し、事業を実践運営します。自ら調べ、考え、想像・創造し、発信する力をアクティブ・ラーニングで身に付けます。

    臨床実習

    観察実習 2年次後期(3週間)
    対象者の情報と心身の状態や行動の観察を行い、疾患による言語聴覚や摂食嚥下への影響を考え、病歴などを適切な表現を用いて記録していきます。
  • 3年次

    責任を果たせる言語聴覚士を目指す

    障害を最大限軽減し、さらに障害があっても、その方らしさや、より豊かな人生を目指します。そのため、適切な評価と支援によって、言語聴覚士の責任を果たす方法について、専門科目を中心に学びます。

    Pickup

    AACと教材学
    障害がありながら地域で暮らすことに役立つコミュニケーションの補助機器・補助手段(AAC)や、機能回復のための練習を楽しく実施して効果を得る教材は、既成のものを選ぶだけでは十分ではありません。一人ひとりのニーズを正しく把握して、それに合わせて実際に制作します。

    臨床実習

    評価実習 3年次後期(6週間)
    対象者の身体・行動の観察、情報収集、言語聴覚や摂食嚥下の列挙と明確化などを行います。また、ICF評価に基づき対象者の活動・参加の課題を抽出し、課題解決・改善のための支援計画を立案していきます。
  • 4年次

    未来を創る言語聴覚士を目指す

    つねに新しい知識を学び続け、新しい技術の構築を目指します。そのために必要な謙虚、誠実、想像、そして創造の力を、卒業研究や演習、実習を通して学びます。

    臨床実習

    統合実習 4年次前期(6週間)
    3年次までに学修した知識や技術をベースに、臨床場面で言語聴覚療法におけるリハビリテーションの計画立案と実践を行います。その中で、対象者やご家族、多職種との良好なコミュニケーション態度も身に付けていきます。
実習施設一覧
※2022年度実績
群馬パース病院/群馬大学医学部附属病院/群馬中央病院/伊勢崎市民病院/鬼石病院/前橋協立病院/公立藤岡総合病院/利根中央病院/前橋赤十字病院/老年病研究所附属病院/美原記念病院/松井田病院/群馬リハビリテーション病院/関越中央病院/黒沢病院/榛名荘病院/イムス太田中央総合病院/日高病院/渋川中央病院/月夜野病院/沼田脳神経外科循環器科病院/志村大宮病院/宇都宮記念病院/埼玉県立小児医療センター/戸田中央リハビリテーション病院/武蔵嵐山病院/熊谷総合病院/森山脳神経センター病院/河北総合病院/信州大学医学部附属病院

開講科目

Curriculum

教養科目群

リハビリテーション学部の教養科目群は、その時代の要請に応じる内容と、学士に必要な教養を育むことを目指す科目を開講します。
ひとりの人間としての教養、現代社会の要請に対応できる教養、そして将来リハビリテーション職に就くものとしての幅広い教養を身につけることを目指した科目を設定しています。

目標
  • 人間に関する幅広い知識を修得し、理解や関心を育てる。
  • 社会と社会生活に関する見識、社会人としての判断力、コミュニケーション能力度、社会的能力を育てる。
  • 専門教育の基礎となる学習能力、科学的思考、判断力、主体的姿勢を育てる。

※閲覧したい項目を押すと詳細が表示されます

共通基盤科目群

共通基盤科目群は、大学における学びの基本姿勢とスキルの修得、
リハビリテーション学部に共通するチーム医療の担い手としての
基礎的な能力を修得するための科目群です。

目標
  • 早期のアカデミックスキルの修得を目指す。
  • 将来、チーム医療を担う一員として、共同に必要な問題解決能力やコミュニケーション能力を育成する。
  • リハビリテーションの学びに向かう姿勢・態度を養う。

※閲覧したい項目を押すと詳細が表示されます

専門基礎科目群

専門基礎科目群は専門教育の基礎となる科目群です。

目標
  • 人の体の構造と働きを理解する。
  • ことばとコミュニケーションの過程と働きについて理解する。
  • 人の心の仕組みを理解する。
  • ことばの障害とその支援に関する理念と社会の環境、制度について理解する。

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専門科目群

専門科目群は言語聴覚学の高度な専門知識・技術を修得する科目群です。

目標
  • 言語聴覚士として障がいのある方に向き合う姿勢、態度を修得する。
  • 言語聴覚療法の実践に必要な感性、想像力、創造力、応用力を養う。
  • 言語聴覚療法のよりどころとなる専門的な知識・技術を修得する。
  • 生涯にわたり学修し、真実を探求し、成果を社会に発信する姿勢を養う。

※閲覧したい項目を押すと詳細が表示されます

実習室

Facility

パース大学看護学科 実習室の案内図
パース大学看護学科 実習室の案内図
パース大学看護学科 実習室の案内図
パース大学看護学科 3Dバーチャル見学
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言語聴覚障害の全容を知り、それぞれの障害の問題を把握し支援する方法について学ぶ科目

言語聴覚障害学概論、言語聴覚障害学演習、言語聴覚障害診断学、言語聴覚障害臨床論

障害をもちながら共生の社会で暮らすための支援について学ぶ科目

地域リハビリテーション学、地域参加支援総論
×

後天的な言語機能の障害である失語症や、認知等の脳機能の障害の支援について学ぶ科目

失語症学、高次脳機能障害学、失語・高次脳機能障害評価法、失語・高次脳機能障害支援論
×

ことばの獲得や発達に困難のある方の支援について学ぶ科目

言語発達障害学、言語発達障害評価法、言語発達障害支援論
×

ことばの発音に関する障害や食べる飲み込むことに関する障害の支援について学ぶ科目

病理音声学、発声発語・嚥下障害評価法、器質性・機能性発話障害支援論、運動性発話障害支援論、摂食・嚥下障害支援論

ことばが滑らかに出ない吃音について学ぶ科目

非流暢性発話支援論
×

聞こえの障害によるコミュニケーションや生活上の困難の支援について学ぶ科目

聴覚障害学、聴覚検査法、聴覚補償、先天性聴覚障害支援論、後天性聴覚障害支援論
×

言語聴覚障害についての検査・評価・支援の実践的な技術を学ぶ科目

地域参加支援演習Ⅰ、地域参加支援演習Ⅱ、聴覚障害演習、運動系障害演習、言語系障害演習、小児系障害演習

言語聴覚障害について論理的に探究することを学ぶ科目

卒業研究
×

学んだ知識・技術を臨床場面での実践と結びつけ、医療従事者としての患者・利用者を中心に据える姿勢・責任感を学ぶ実習

見学実習

対象者の情報把握と心身の状態や行動の観察を行い、障害の状態や病歴、対象者の全体像を把握することを学ぶ実習

観察実習

身体・行動観察、情報収集、病歴記述、検査の実施と所見記述、問題点の列挙と明確化、目標設定を学ぶ実習

評価実習

言語聴覚士の役割、臨床で必要な最小限の知識ならびに技能(記録と報告、評価・情報収集、計画立案・実践、臨床意欲、コミュニケーション態度)を学ぶ実習

統合実習
×

人の体、特に言語と嚥下に関わる構造について学ぶ科目

医学概論、解剖学総論、局所解剖学(言語・聴覚・発声・嚥下)

人の体の働きとその不具合の状態や疾患について学ぶ科目

基礎生理学、基礎病理学、医療危機管理(窒息・誤嚥・吸引含む)
×

リハビリテーションに関わる医療の基本を学ぶ科目

内科学、小児科学、精神医学、リハビリテーション医学、リハビリテーション関連領域実技実習、耳鼻咽喉科学、神経内科学、形成外科学、脳神経外科学
×

言語と密接に関係する人の歯と口の中に関する医療について学ぶ科目

歯科・口腔外科学
×

ことば、声、聞こえ、食べる飲み込むことに関する医学を学ぶ科目

口腔運動医学、言語医学、聴覚医学
×

ことばと密接に関係する認知や心、その発達について学ぶ科目

臨床心理学、生涯発達心理学、学習・認知心理学、心理測定法
×

人がどのようにことばを使用するか、またことばの障害の分析について学ぶ科目

言語学
×

ことばの音の側面を理解し、その分析について学ぶ科目

音声学
×

ことばの音の物理的な性質と聞こえ方、補聴器などの基本的原理を学ぶ科目

音響音声学、聴覚心理学
×

ことばの獲得、発達について学ぶ科目

言語発達学
×

リハビリテーションの理念と多職種の連携について学ぶ科目

ICFとリハビリテーション、チーム医療とリハビリテーション

臨床の実践的な側面と機器・教材の上手な活用を学ぶ科目

AACと教材学、臨床スキル論

リハビリテーションにおける社会モデルの理論と現状、そしてあるべき姿について学ぶ科目

リハビリテーション経済学、地域社会学、社会福祉制度・関連法規
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大学教育に必要なスキルの学習を通して、大学生としての学習・生活を確立すると同時に、専門分野に必要な能力を形成し、専門に対する興味・関心を深める科目

大学の学び入門、大学の学び-専門への誘い-

チーム医療の担い手としての力を培うための科目

多職種理解と連携
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【心身の発達】発達・行動・心理の各側面から、人間、身体、健康に関する理解を深める科目

心理学、教育学、教育心理学、健康スポーツ理論、健康スポーツ実技

【思想及び表現】人間が創造した様々な考え方や表現を学び、人間に対する理解を深める科目

生命倫理、哲学、現代文学、人間と宗教、芸術

【人間の生活及び社会の理解】人間が生きるための土台である生活と人間を取り巻く社会に対する見識を広げ、社会への関心、理解を求める科目

法学(日本国憲法含む)、家族社会学、生活文化と医療、経済学、人工知能・ロボットと社会、人間関係・コミュニケーション論、地域ボランティア活動論

【自然の原理及び環境】自然科学や自然環境、人間が創り出した環境についての知識、理解、関心を深める科目

環境学、基礎生物学、生物学、基礎数学、基礎統計学、基礎化学、化学、基礎物理学、物理学
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【英語】英語を通して、コミュニケーション能力を培い、文化的視野を広げ、他者理解を深める科目

英語リーディング、医療英語会話、医療英語リーディング、英語会話

【初修外国語】英語以外の外国語を通して、コミュニケーション力を培い、文化的視野を広げ、他者理解を深める科目

中国語、コリア語、ドイツ語、ポルトガル語

【情報】情報に関する処理方法とモラル、マナー、基本的な知識を学ぶことを通し、情報に対する正しい対処法を理解し、深める科目

情報処理、情報リテラシー、データサイエンス入門
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