群馬パース大附属研究所群馬パース大学附属研究所

附属研究所長あいさつ

 大学の使命は教育と研究を通して地域や社会に貢献することです。群馬パース大学は、医療の専門家を育成する2学部7学科と、博士課程を有する大学院と、研究活動を支援する附属研究所によってその使命を遂行します。ここに紹介する先端医療科学研究センターは、附属研究所の一部として、広く学外の企業や機関の方々と連携して、高度の装置を備え、経験豊かで種々の技能を持つ研究者や指導者の協力やアドバイスのもとで、質の高い研究成果を生み出す施設です。共同利用が可能な本センターを研究拠点として最大限に活用して、タイムリーで画期的な研究を遂行していただき、皆様の業務やキャリア・アップのお役に立つことを願っています。

附属研究所長
群馬パース大学 学長 栗田 昌裕

先端医療科学研究センター

Advanced Medical Science Research Center

概要

 群馬パース大学では、医学、特に看護学、理学療法学、検査技術学、放射線学、臨床工学領域の基礎研究や技術開発研究、トランスレーショナル研究(基礎と応用の橋渡し研究)を発展させるため、平成24年度に高山キャンパスに群馬パース大学附属研究所を設置しました。また平成30年度には、同附属研究所の中核となる先端医療科学研究センターを開設し、新しい施設を渋川キャンパスに整備しました。本研究センターでの研究が効率的かつ効果的に進められるように、渋川キャンパスには遺伝子レベルの解析を行う次世代シークエンサーなどの機器が設置されています。また、問屋町キャンパスには、疾患関連タンパク質の解析に用いる質量分析装置、細胞レベでの解析に用いるフローサイトメーター、生殖補助技術の開発に用いる顕微授精装置など最新の機器が整備されています。
 先端医療科学研究センターの研究は、渋川キャンパスの新施設と、問屋町キャンパスの既存の施設の一部で進められています。現在までに、病気の原因となる遺伝子やタンパク質の解析、病原ウイルスの進化、マウス精巣内精細胞の体外培養などの基礎(シーズ)研究と、診断マーカーや検査薬の開発、ノロウイルス感染症などの流行予測技術の開発、土壌微生物由来の低分子化合物をシードとした新規免疫制御剤の開発などの応用研究(トランスレーショナル研究)が行われ、国内でも国際的にも評価が高い多くの成果が得られています。

先端医療科学研究センター長
あいさつ

 当研究センターは、先駆的な医療科学研究を推進するために2018年に設置されました。この使命を果たすためには、学際的理論とさまざまな先端技術による解析法を駆使した研究を行うことが必要不可欠であると私は考えております。現在、私たち研究員は一丸となり、学内組織(本学・大学院保健科学研究科)と学外組織(医療系他大学、国立研究機関ならびに企業)と密接に連携して、研究を進めております。具体的には、ウイルス感染症の新規検査診断法の開発(例:新型コロナウイルス変異株検出の新規PCR法の開発)、重症化機構の解明ならびに抗ウイルス薬の探索や分子薬理学的研究など、ウイルス感染症の診断治療に不可欠かつ重要な研究を一貫して行っております。今後、研究の輪をさらに拡大・発展させるとともに、得られた研究成果は、シンポジウムなどを通じて広く情報発信してゆく所存です。今後の当研究センターの研究推進にご協力・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

群馬パース大学附属研究所
先端医療科学研究センター長
木村 博一

アクセス

群馬パース大学附属研究所
先端医療科学研究センター

〒377-0008 
群馬県渋川市渋川1338-4
TEL : 027-365-3366(代表)

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