教員紹介

ACADEMICIAN

岡野 由実 OKANO Yumi

  • リハビリテーション学部 言語聴覚学科
  • 講師

研究分野

言語聴覚療法学、聴覚障害学、オージオロジー

学位

博士(リハビリテーション科学)

経歴

学歴
2007年 筑波大学第二学人間学類 卒業
2009年 国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚学科 卒業
2013年 筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻博士前期課程(リハビリテーションコース) 修了
2017年 筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士後期課程 修了

職歴
2009年 川崎市中部地域療育センター
    東京都心身障害者福祉センター
2011年 (福)同愛会 川崎市中央療育センター
2014年 目白大学 保健医療学部 言語聴覚学科 助教
    目白大学耳科学研究所クリニック 専従言語聴覚士
2019年 目白大学 保健医療学部 言語聴覚学科 客員研究員
    東邦大学医療センター大森病院 耳鼻咽喉科
    筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター 研究員
2021年 群馬パース大学 リハビリテーション学部 言語聴覚学科 講師

研究内容

制度上の「障害」には該当しないグレーゾーンと呼ばれる軽度障害に興味があります。とくに一側性難聴や両側軽中等度難聴についての研究を主に進めています。また、言語聴覚士の仕事の中でも聴覚を専門としており、地域での聞こえの相談会の開催や、現職の言語聴覚士への研修、他職種に対する言語聴覚士の啓発活動にも力を入れています。

研究実績詳細

(1)岡野由実(2018)一側性難聴児支援と家族への助言;診断期から青年期を展望して.小児耳鼻咽喉科学, 39(3): p270-274
(2)岡野由実(2018)一側性難聴における騒音下聴取と補聴支援に関する文献的検討. 目白大学保健科学研究, 11: p25-33
(3)岡野由実, 廣田栄子(2015)一側性難聴事例における聞こえの障害と障害認識の経緯に関する検討. Audiology Japan, 58(6): p648-689
(4)岡野由実, 廣田栄子(2014)一側性難聴児の学校生活における実態と課題に関する検討. Audiology Japan, 57(2): p156-166
(5)岡野由実, 廣田栄子, 原島恒夫, 北義子(2012)一側性難聴者の読話の利用および聴こえの自己評価に関する検討. Audiology Japan, 56(1): p91-99
(6)岡野由実, 原島恒夫, 堅田明義(2009)一側性難聴者の日常生活における聞こえの問題と心理的側面についての調査 ―ソーシャルネットワーキングサービスを利用して―. Audiology Japan, 52(4): p195-203

その他

  • 【主な学会活動】

    日本言語聴覚士協会
    日本聴覚医学会
    日本音声言語医学会
    日本コミュニケーション障害学会
    日本小児耳鼻咽喉科学会
    日本リハビリテーション連携科学学会
    日本特殊教育学会

PR

【地域貢献活動】
2017年-2021年 一般社団法人 埼玉県言語聴覚士会 理事
2019年- 現在  東京都立ろう学校 外部専門家
2019年- 現在  任意団体 きこいろ 片耳難聴のコミュニティ 代表

【競争的獲得資金】
一側性難聴による障害実態の解明とエビデンスに基づいた支援プログラムの開発, 日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(研究代表者)2018年4月~2022年3月
先天性一側性難聴幼児における言語発達課題に関する検討と支援プログラムの開発, 日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(研究代表者)2021年4月~2026年3月

メッセージ

大学4年間での経験は、これからの人生において大切な宝物となります。言語聴覚士になるための勉強はもちろん、課外活動、サークル、ボランティア、アルバイト…何でも貪欲にチャレンジしていきましょう。そしてコミュニケーションの専門家として、「人とのつながり」を大切にしていきましょう。

ページトップへ戻る