6月22日(日)に言語聴覚学科 の「人権尊重ゼミ」「共生の街づくりゼミ」の学生たちが、それぞれプロジェクトを実施いたしましたのでご紹介します。
本イベントは、「障害のある方もない方も、だれもが当たり前に地域で楽しく暮らせる『共生の社会』に近づくためには、個々が持っている『あたりまえ』『ふつう』の枠を少しずつ広げていくことが大切なのではないか」という考えをもとに企画しました。
イベント当日は約350名の方にご来場いただき、親子で一緒に楽しむための「おもちゃの広場」や「木工ブース」、補聴器体験ブースや、「『あたりまえ』『ふつう』ってなんだろう?」を考え直すディベートブースにご参加いただきました。
▼親子で一緒に製作を楽しむ様子(左写真)と、「『あたりまえ』『ふつう』ってなんだろう?」を考えるディベートブースの様子(右写真)
当日ご参加いただいた方からは、
「エスカレーターでは右側を空けないといけないと思っていたけど、左側が不自由な人は右側行きたいよなと思った。急いでる人に道を空けるのを止めて、急いでる人こそ階段を使うべきだと思った。考えるきっかけを頂きありがとうございます。」
「子供に『あたりまえ』と『ふつう』について考えさせましたが、私が思ってるよりもちゃんと考えることができていたことに驚きました。蛇口をひねれば綺麗な水が出ること。学校に通えること。あたりまえやふつうが、人によって感じ方が違うことをこれから大人になって生きていく子供たちにたくさん考えてもらいたいと改めて思いました。」
「子どもに発達遅延があり、普通級の子になるべく迷惑がかからないように支援級で学んでいることが当たり前になっていました。」
といった感想をいただきました。
本イベントは、子どもたちに焦点を当て、多様な子どもたちが共に一つの取り組みを通して、差別や偏見のない関係作りを目指すことを目的として企画しました。
当日は61組の親子の皆様にご参加いただき、子どもたちの自然な交流の中で、小麦粉粘土を用いた多くのユニークな作品を製作することができました♪
▼みんなで素敵な作品ができましたね!(上段右写真)
今後、クラウドファンディングでいただいたご寄付を活用して、イベントの紹介とともに学生たちの「共生」への想いを知っていただくためのパンフレットを作成し、配布する予定です。
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各プロジェクトをご支援くださった皆様、そして当日ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました!
「地域参加支援演習」として7月・8月もイベントを準備しておりますので、そちらもぜひご参加ください♪
▼言語聴覚学科 「地域参加支援演習」ゼミ活動紹介ページ