今回は、作業療法学科3年次の必修科目『発達領域の作業療法学演習』を紹介します。
この演習では、『発達領域の作業療法学(2年次必修科目)』で学んだ知識を基に、各疾患・障がいに対する作業療法について学びます。疾患・障がいごとの作業療法の実際を理解し、実際に遊具を作成して活動分析を行った上で、オリジナルのプログラムを立案する力を身に付けます。
この日は、発達障がいについての理解を深めるために、VRを活用した授業を実施しました。
VRゴーグルを使って実際の映像を見ながら、先生の視点と発達障害のある子どもの視点の両方を体験し、発達の凹凸からくる障がいの理解を深めました。
実際に子どもがどのように世界を感じ、どのような困りごとがあるのかを疑似体験することで、机上の学びだけでは得られない多くの気づきが生まれました。
学生たちはこのVR体験を通して、子ども一人ひとりに合わせた支援の大切さを実感し、将来の作業療法士としての専門性を高めています。