2025年9月12日(金)に、栃木県立佐野東高等学校 2年生21名が「総合的な探究の時間」の一環として本学に訪問されました。医療・リハビリテーション分野に関心を持つ高校生たちが、本学での学びや職業理解を深めるために来学し、交流プログラムを実施しました。
今回の訪問では、事前に高校生の皆さんから寄せられた質問に対して、各学科の教員が直接回答する特別なセッションを設けました。
質問の一例
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身体障害者と正常者との人生の幸福度に違いがあるのか?
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足が痛くなってしまう原因の中に気持ちは影響しているのか?
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AIは理学療法士のどんな仕事を助けられるのか?
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理学療法士とは人とどのように関わる仕事なのか?
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放射線治療による放射線の量は減らすことが出来るのか?
それぞれの教員が専門的な視点から、わかりやすく丁寧に解説し、高校生たちからは「直接質問できる機会はとても貴重だった」と好評でした。
当日は質疑応答に加え、以下のようなプログラムも実施されました。
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各学部・学科の紹介(取得できる資格・独自のカリキュラムなど)
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模擬授業
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実習室見学
【大学紹介&模擬授業】
大学紹介では、本学の特徴や目指すことができる医療専門職についてお話しました。模擬授業では、臨床工学科の教員が大学で行う講義の紹介や臨床工学技士の仕事内容について詳しく説明しました。
【放射線学科】
放射線学科では、3階にある『放射線実習エリア』を見学しました。放射線の仕組みについて説明をしたあと、X線CT装置や今年の春に導入した新型MRI装置(ゼロヘリウム)も見学しました!
【臨床工学科】
臨床工学科では、グループに分かれて11階にある『臨床工学実習室』を見学しました。実際に人工透析装置の針に触れたり、医療機器を操作したりして臨床工学技士の仕事内容について知っていただきました。
【検査技術学科】
検査技術学科では、2号館4・5階にある「形態系実習室」や「生理学実習室」を見学しました。血液検査やPCR検査、超音波検査による画像解析などを見て学生が普段どのような勉強をしているかを知っていただきました。
【理学療法学科】
理学療法士の仕事内容や活躍している場所などの説明をしたあと、「運動療法実習室」や歩行や起立、腕や脚の曲げ伸ばしなど、あらゆる動作を科学的に解析する各種機器の手法を学ぶことができる「運動学実習室」を見学しました。

【作業療法学科】
1号館ANNEX別館5階『基礎作業実習室』『作業療法治療実習室』を見学しました。在学生が作成した陶磁器・木工品を見たあと、『作業療法治療実習室』ではボールプールで遊びながら楽しくリハビリすることを体験しました。
【言語聴覚学科】
言語聴覚士の活躍している場所などを紹介した後に、言語聴覚士役と患者さん役になって、患者さん役が見たものを言葉を使わずに文字盤やジェスチャーで言語聴覚士役に伝える体験を行いました。「伝えたいけど、伝わらない。」といった患者さん側の気持ちを理解すると共に、言語聴覚士について知っていただきました。
高校生たちは実際に医療系大学の雰囲気や学びの現場に触れ、進路への理解を一層深めていました。
群馬パース大学では、未来の医療人材の育成に向けて、地域の高校との交流を積極的に進めています。出前講義・大学見学・探究活動支援など、高校生の進路選択をサポートする多様なプログラムを展開中です。
群馬パース大学には栃木県出身の学生も多数在籍していますので、この日の体験を通して本学に興味を持っていただけたら嬉しいです!
栃木県立佐野東高等学校の皆さん、ありがとうございました!