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言語聴覚学科

授業紹介「言語聴覚障害学概論」(1年次必修科目)

今回は、言語聴覚学科1年次必修科目の「言語聴覚障害学概論」を紹介します。

 

この授業では言語聴覚障がいの全容を知り、それぞれの障がいの問題を把握し支援する方法を学習します。4月の段階では、聴覚言語障がいに先んじて、視覚障がい、肢体障がい、高齢者の体験を通じ、障がいを持つということがどういうことか言葉による説明ではなく、体験を通じて感じ取ってもらいます。

今回の授業では、肢体障がいがあり車椅子を使用する患者さんの生活における困難さや不適切な扱いをされた時の恐怖感について理解を深めるために「車椅子体験」を行いました。

 

▼先生がデモンストレーションしながら、目的、手順、注意事項についての説明をし、その後、校舎内を周りました。学生は、車椅子に乗る役と押す役を交代して体験します。苦戦しながらも実体験を通して患者さんの日常生活における困難さやバリア(障壁)を発見しました。

 

▼扉の開け閉めでは、車椅子に座った状態だと手が届きにくく、扉を開ける難しさを実感したようです。

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▼段差を上るときは、力ずくではなく、てこの原理を使えば、楽に前輪を上げられます!

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▼クランクを進む様子。細くてジグザグしている場面での進みづらさを実感したようです。

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このあと、学生はゼミと呼ばれる少人数のグループに分かれ、体験の感想や体験で学んだことを互いに出し合い、議論し、最後に発表します。各ゼミは、それぞれ異なるテーマ、「どんなバリアフリーがあったらいいか」「一般の人にどうやったら知ってもらえるか」「地域や社会がどうあるべきか」等をもってこれらの課題に向き合います。

こうして、一年間に渡って言語聴覚障害についての考えを深めていきます。患者さんの気持ちに寄り添い、安心してもらえるような関わりができる言語聴覚士を目指しましょう!

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