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作業療法学科

本学教員が第55回日本作業療法学会にて優秀演題賞を受賞しました

作業療法学科 近藤健助教が第55回日本作業療法学会の口述部門で優秀演題賞を受賞しました。

 

【演題名】

Effects of cooking training on psychological distress for digestive tract cancer patients after surgery

(訳:消化管がん術後患者の心理的苦痛に対する料理訓練の効果)

作業療法の文化と融合をテーマとした今回の日本作業療法学会口述発表部門には、約400名の参加があり、優秀演題賞は3名、うち1名に近藤先生が選ばれました。

今回はコロナ禍のため、オンラインでの口述発表だったそうです。

 

近藤先生は以前、総合病院で作業療法士をしており、様々な部門に携わっていました。

その中で、がん患者さんの回復にはどのような訓練(作業)が有効か、という研究を行ってきたそうです。

 

がん患者さんは手術後、すぐに退院される場合が多いため、術後の不安な気持ちを抱えた状態のまま退院することが多いようです。

今回は「料理活動」に焦点を当て、調理をすることを役割としていた患者さんが退院前に料理をすると心理的ストレスが軽減するかを調べました。そして、「料理活動」が患者さんの気持ちに大きく影響し、心理的なストレスの軽減に役立つことが分かったとのことです。

 

今後も患者さんの心身の回復に対し、どのような作業療法が効果的かに着目し、研究を続けていき、患者さんのために貢献したいとおっしゃっていました。

近藤先生、この度はおめでとうございました。

 

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