理学療法学科3年生の授業、「高齢者理学療法学演習」を紹介します。
今回はご自宅で生活される元気な高齢者の皆さんをお招きし、病気や障害の予防を伝える目的で演習を行いました。
この演習に向けて、まずどのような予防目的にするかを学生達が決め、学術論文や参考書籍を集め、教員指導のもと実践に向けてトレーニングを計画しました。
トレーニングの一部をご紹介します(全ての実践は担当教員の管理・監督のもと行っています)。
▼転倒予防のトレーニング
床にある障害物に気を付けながら、学生が持っている番号の順番通りに歩きます。また、同時にビー玉やおはじきをお椀に乗せて歩きます。
加齢に伴い、複数のことを一度に行う機能が低下します。周囲に注意を向けつついろいろな動作を行うトレーニングです。
▼ヒートショック予防教室
ヒートショック予防は、高血圧に対する運動療法が効果的です。
皆さんも知っている邦楽にあわせて、膝を曲げながら腕を前後に振ったり、手を広げたりしながら有酸素運動としてエアロビクスの指導を行いました。
また、トレーニング実践後は、高齢者の皆さんと輪になって、交流会を行いました。
交流会は、高齢者の皆さんに生活習慣やその方がどのような運動を行ってきたかなどを質問することで、健常な高齢者へどのような手助けができるのか、どのような予防方法があるのかをイメージできるようになることを目的としています。
高齢者の皆さんから、貴重なお話を伺うことができました。 今回お越しいただきました地域の皆さん、ご協力いただきありがとうございました。