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アデノウイルスの2種類の型を同時に検出可能な PCR試薬(研究用)の開発について

本学・大学院 木村博一教授(61歳)とタカラバイオ株式会社の研究グループは、アデノウイルスの40型および41型を、一度のPCRにより同時に、1時間以内で迅速・簡便に検出できるリアルタイムPCR試薬(研究用)(以下、本試薬)を共同研究にて開発しました。

 

アデノウイルスには、100種類以上の型があり、その中でもアデノウイルス40型および41型は、主に感染性胃腸炎の原因となることが知られています(注1,2)

通常、アデノウイルスの型判別にはPCRによるウイルスDNAの増幅と塩基配列解析を必要としますが(注2)、本試薬では、リアルタイムPCRにより、アデノウイルス40型および41型に特徴的な遺伝子配列を検出することにより、これら2種類の型を個別に検出・判別することが可能となると考えております。

 

 

(注1)複数国で報告されている小児の急性肝炎について(第4報)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-lab/2521 2521-cepr/11262 11262-hepatitishepatitis-childrenchildren-0704.html

(注2)「病原体検出・検査マニュアル腸管アデノウイルス(感染性胃腸炎)令和4(2022)年5月Ver.2」(国立感染症研究所発行)

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/AdenoVirusDiarrhea20220518.pdf

 

 

■関連サイト:タカラバイオ株式会社

https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_22m08f01wi6Yo8wb2Kv5h.html

(2022年8月1日公表)

 

■教員紹介ページ:木村博一教授

https://www.paz.ac.jp/gs/hirokazukimura/

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