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プレスリリース

ノロウイルスの遺伝子型判別法の成功率向上を実現した PCRキットの開発について

本学・大学院 木村博一教授(61歳)とタカラバイオ株式会社の研究グループは、ノロウイルスの遺伝子型判別法の成功率向上を実現し、本成果に基づくPCRキット(以下、本試薬)を共同研究にて開発しました。

 

感染性胃腸炎の主要な原因ウイルスであるノロウイルスには、多様な遺伝子型が存在します。(注1)

食中毒事例での感染源や感染経路およびシーズンごとの流行状況を把握するために、遺伝子解析による分子疫学調査が重要であるとされ、遺伝子型判別が行われています。(注2)

新たに開発した判別法では、PCR増幅用のプライマー配列を改良することにより、各種遺伝子型に対する網羅性が大きく向上し、遺伝子型によらず、安定的に遺伝子型判別が行えるようになりました。

また、本試薬は、遺伝子型判別のために必要な試薬(対象の遺伝子領域を増幅するためのRT-PCR試薬、増幅産物の塩基配列解析のためのプライマーなど)がすべて含まれたオールインワンタイプのキットであり、疫学調査におけるノロウイルスの遺伝子型判別の効率化に寄与することが期待されます。

 

(注1)ノーウォークウイルス(ノロウイルス)の遺伝子型(2015年改訂版)、病原微生物検出情報

https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/778-disease-based/na/norovirus/idsc/iasr-news/5913-pr4274.html

(注2)「病原体検出マニュアル ノロウイルス (第1版) 令和元年6月(国立感染症研究所発行)

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/Norovirus20190611.pdf

 

■関連サイト:タカラバイオ株式会社

https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_22m0921gpw82hGj2t5.html

(2022年9月21日公表)

■教員紹介ページ:木村博一教授

https://www.paz.ac.jp/gs/hirokazukimura/